9月13日(土)
13:00~18:30@3F和室 【シンポジウム】
がんばれコミュニティラジオ 非営利放送は今
各地のコミュニティ放送は、経済的自立を目指し努力を絶やしていないが、地方によっては、人口・地形・産業構造によりラジオ運営に困難のある地方都市は少なくない。実際に廃局に追い込まれた地域が出ている。コミュニティラジオの多くは世界各国で非営利運営されているが、日本は自助努力が過剰に期待され、本来番組制作に回るべき資源は営業に割かれている。コミュニケーションの権利が、保護されていないことによる。しかし、保護に値する公共性をコミュニティラジオはどう考えるのか。日々の実践報告と情報交換、政策提言、海外の制度紹介の3部にわたるシンポジウム。
※このコミュニティ・ラジオのセッションは、経費の一部に【平成20年度科学研究費補助金 [基盤研究(B)]「非営利民間放送の持続可能な制度と社会的認知 コミュニティ放送のモデルを探る」】を活用します。
第1部 13:00~14:30
「NPOのラジオ局集合 番組の多様性と運営のハードル」
NPOでコミュニティラジオを立ち上げた人々が、行政や地元企業に依存せずに独立しつつ、しかし協力関係を創りながらどう持続するかを考え、運営の工夫や番組の個性について情報交換します。共通するのはNPOという点のみ、地域の環境も期待もそれぞれで、商業局に比べていいこともよくないこともたくさんあります。このセッションでは、NPOならではの苦労を共有しつつ、全コミュニティ・ラジオに通じる思いや提案を出し合います。
報告者 [開局順]
町田寿二(京都コミュニティ放送)
矢野穂積(多摩レイクサイドFM)
秋山賢一郎(長崎市民エフエム放送)
伊藤努(たんなん夢レディオ)
中田勇司(カシオペア市民情報ネットワーク)
伊藤ふさ(おおすみ半島コミュニティ放送ネットワーク [かのや・きもつき・志布志])
麓憲吾(ディ [あまみFM])
新江克之(FMかほく)
小牧眞人(NPO法人 京丹後コミュニティ放送)
ほか
第2部 15:00~16:30
「住民参加の機会を拓く非営利メディア」
NPOのコミュニティラジオもがんばっているけれど、ほかに様々な体制のメディアも各地でいろいろ苦労しています。つなぐ立場や支える立場、学ぶ立場からも参加者が加わり、さらに喧しく元気に地域のラジオへの市民参加や持続可能な制度について叡智を出し合いたいと思います。
テーマ提案者
隅井孝雄・大山一行(京都コミュニティ放送)
金城真砂子(ならどっとFM)
日比野純一(FMわいわい)
萱野志朗(FMピパウシ)
加藤知美(さっぽろ村工房)
白石草(OurPlanetTV)
松浦哲郎(AMARC)
冴沢鐘己(fm GIG)
浜田忠久(JCAFE)
岡田芳宏(明星高)
金山智子(駒沢大)
松浦さと子(龍谷大)
ほか
第3部 17:00~18:30
「ドイツ・フランスの市民放送の現場から中継 権利実現の制度構築」
自由ラジオ先進地ヨーロッパでは、非営利運営が当たり前のコミュニティラジオがどうやって運営し、どんな人々が参加して、どのような番組を作っているのでしょうか。広告費や公共受信料など多様な財源に目を向けて、リヨンのコミュニティラジオやベルリンのオープンチャンネルや自由ラジオの報告など現地からの同時中継も交えて議論します。
現地レポーター・解説者
小山帥人(リヨンから)
川島隆(ベルリンから)
サーシャ・クリンガー(ベルリンから)
13:00~14:30@講堂 【パネルディスカッション】
「情報通信法」について考える
総務省が設置した「通信・放送の総合的な法体系に関する研究会」は、2011年の情報通信法公布・施行を目指すべきであるとした最終報告を2007年12月に公表した。現在9つある放送法、電気通信事業法などの規制を転換し、「情報通信法(仮称)」に、一本化することを提言している。テレビ放送局などのマスメディアだけでなく、インターネットの掲示板やブログなども対象にすることが盛り込まれており、市民メディアも規制対象になっている。この情報通信法案を今のまま通してしまってよいのかを考える。
パネリスト
梅田ひろ子(NPO・CS障害者放送統一機構理事)
日隅一雄(弁護士・日弁連広報部会)
渡辺武達(同志社大学社会学部教授)
司会
原 聡一郎(横浜市民メディア連絡会事務局長)
15:00~16:30@講堂 【パネルディスカッション&ワークショップ】
住民ディレクターTVが地域を変える、日本を変える
日々の活動の中にビデオを取り入れ、映像づくりを通じて地域づくりや情報発信力を高めていく「住民ディレクター」活動は、熊本県山江村を発祥の地として、全国各地に広まっています。2006年の第4回市民メディア全国交流集会では、全国の住民ディレクターが横浜に集まり、情報交換と交流を深めました。あれから2年、各地の個性的な住民ディレクター活動が、これからどのように進化していくのか、提唱者の岸本晃さんを中心に議論を行います。
またその模様は、同時に番組作り体験会とし、一般参加者にも番組作りの魅力を体験していただきます。
主催
京都住民ディレクターチーム・わんど
15:00~17:30@教室 【パネルディスカッション】
テレビは戦争をどこまで伝えられるか─従軍慰安婦問題などをめぐって─
この6月最高裁は、政治家の介入により一部がカットされたNHK教育テレビの従軍慰安婦をあつかった番組『ETV2001問われる戦時性暴力』問題について、NHKに責任はないという判決を下した。ドキュメンタリーは無力なのか。ドキュメンタリーに何ができるのか。戦争をどう伝えられるか。重い問いがつづく。厳しい状況のなかでドキュメンタリーを担ってきた桜井均(NHK)と西村秀樹(MBS)の2人の制作者が実際に制作した映像を見ながら、番組の背後にあるさまざまな状況とテレビの可能性を問い直す。
パネリスト
桜井 均(元NHKエグゼクティブ・プロデューサー、立命館大客員教授)
西村 秀樹(MBSディレクター)
コーディネーター
崔 銀姫(チェ・ウンヒ)(仏教大学現代社会学部准教授)
17:00~18:30@講堂 【入場無料トークセッション】
映像のチカラが社会を動かす─市民メディアの可能性─
映画「ヒバクシャ─世界の終わりに」「六ヶ所村ラプソディー」の監督として知られる鎌仲ひとみさん、NPO分野の教育・人材育成のエキスパートであり、日本一若者が集まるお寺・應典院の主幹として地域に開かれた寺院の実践に取り組む山口洋典さんと共に、市民メディアの可能性、また市民メディアが社会や私たちの暮らしや生き方にどう関わっていくのかについて、参加者も交えて議論します。
ゲスト
鎌仲ひとみ(映像作家、東京工芸大学メディア学部准教授)
山口洋典(きょうとNPOセンター常務理事、應典院主幹、同志社大学大学院総合政策科学研究科准教授)
主催:特定非営利活動法人きょうとNPOセンター
9月14日(日)
13:00~16:30@講堂 【入場無料パネルディスカッション】
マスメディアと市民─その緊張関係と接点を見つめる─
マスメディアに対する市民の目は厳しい。視聴率競争が激化する中で、マスメディア自身の報道姿勢が問われる事件も起こったり、それに便乗して政府も介入を強めている。
しかし、同時に、真摯に報道し続けるジャーナリストもまだ多数いることも事実である。彼らは、市民との対話の中で、新しいメディアの姿を模索しようとしている。今回は、関西の民間放送局に勤務する関係者が、個人の立場から、メディアと市民の接点について語り、参加者との建設的な議論をおこなう。
パネリスト
脇浜紀子(読売テレビ編成局アナウンス部)
古住公義(KBS京都アクセスクラブ)
小形正嗣(月刊関テレ批評プロデューサ)
藤田貴久(朝日放送報道局ニュース情報センター)
ほか
司会
隅井孝雄(京都ノートルダム女子大学客員教授)
主催:ITコンソーシアム京都


